2025年4月7日、米国カリフォルニア州を拠点とするサードパーティ製品メーカーCalDigitが、待望の新型Thunderbolt 5対応ドッキングステーション「TS5」と「TS5 Plus」を正式発表しました。これらの製品は、MacやWindows PCユーザーに向けてデスクトップ接続性を大幅に向上させる次世代モデルとして注目されています。
この記事では、CalDigit TS4・TS5・TS5 Plusの3モデルの違いを徹底比較し、あなたに最適なモデルがどれかを解説します。
まずはざっくり違いを比較!
ポジティブ要素を黄色のハイライト、変更なしを青色マーカー、ダウングレードを赤マーカーにしています。
項目 | TS4 | TS5 | TS5 Plus |
---|---|---|---|
発売年 | 2022年 | 2025年(予定) | 2025年(予定) |
ポート数 | 19個 | 15個 | 20個 |
Thunderboltポート | 3ポート(TB4) →3 x 40Gb/s | 4ポート(TB5) →4 x 80Gb/s | 3ポート(TB5) →3 x 80Gb/s |
USB-Cポート | 3ポート(10Gb/s) | 3ポート(10Gb/s) | 5ポート(10Gb/s) |
USB-Aポート | 5ポート(10Gb/s) | 2ポート(10Gb/s & 480Mb/s) | 5ポート(10Gb/s) |
SDカードリーダー | SD / microSD(UHS-II) | SD / microSD(UHS-II) | SD / microSD(UHS-II) |
LANポート | 2.5GbE | 2.5GbE | 10GbE |
映像出力 | DisplayPort 1.4 / TB4 | TB5 | DisplayPort 2.1 / TB5 |
オーディオ端子 | 入出力対応 ×3 | 入出力対応 ×3 | 入出力対応 ×3 |
最大給電 | 98W(ホスト)/ 20W(前面) | 140W(ホスト)/ 20W(前面) | 140W(ホスト)/ 36W(前面) |
表にしてみると、違いが一目瞭然となりますね。私の利用環境だと、TS4でも十分過ぎる性能です。
英語のページから参考に表を作成したので、間違い箇所あるかもしれません。以下、CalDigitのHPより仕様ページ貼っておきます。
→https://www.caldigit.com/compare-thunderbolt-stations/

進化ポイント
①Thunderbolt 5による帯域幅の大幅向上
TS4では最大40Gb/sだったThunderbolt帯域幅が、TS5シリーズでは最大120Gb/sに向上しました。これにより、ディスプレイ使用時の安定性やデータ転送速度が劇的に改善されています。
②拡張性とポート数の増加
TS5は15ポート(ポート数純減、その代わり価格が抑えめ)を搭載し、TS4よりもコンパクトながら多様な接続オプションを提供しています。一方、TS5 Plusは20ポートを備え、さらにDisplayPort 2.1や10GbEイーサネットなどマニア向けプロ向け機能が追加されています。
③PCIeパフォーマンスの向上とネットワーク機能の強化
TS5シリーズでは、PCIeパフォーマンスが32Gb/sから64Gb/sに強化され、ストレージやGPUの接続時に高いパフォーマンスが期待できます。また、TS5 Plusでは10GbEイーサネットが搭載され、大容量ファイル転送がTS4比で4倍高速化されています。
どれを選べばいい?タイプ別おすすめ
日本での発売価格が判明次第、記載しようかなと思います。ただ値段を踏まえないでも言えることは、今からあえてTS4を買う必要はないと思います。
一般ユーザー向け(TS5):家庭やオフィスでの基本的な利用、4Kモニター接続やデータ転送が求められるが、高度な拡張性やプロ向け機能は不要な方。
プロユーザー向け(TS5 Plus):高性能なディスプレイや高速ネットワーク接続、そして多くの周辺機器を同時に使用する必要がある方。
まとめ:後継モデルとして順当進化、買うならTS5 / TS5 Plusが最適!
CalDigit TS4からTS5およびTS5 Plusへの進化は、Thunderbolt 5の対応により、今後のデバイスや技術の進化にも柔軟に対応できる点が大きな魅力です。特に、今後のハイエンドディスプレイや高速データ転送が求められるシーンにおいて、その性能を最大限に発揮できるでしょう。
また、選択に迷った場合は、日常的な使用やオフィス作業が中心であればTS5が最適で、クリエイティブな業務やデータ転送の速さを求める方にはTS5 Plusが向いています。コスト面を考慮すると、TS5シリーズは長期的な投資としても価値のある選択となるでしょう。
ただ、高価な買い物であることは間違いないので、ライトユーザーの私は暫くUGREEN Revodok Pro 210を使うことになるでしょう・・・。
では、また。

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