【音音痴の私でもわかる高音質】高コスパ カナル型ワイヤレスイヤホン QCY MeloBuds N70レビュー

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「音質にはそんなこだわらない。聞ければ十分。」という私が、QCY様から提供していただいた MeloBuds N70 を使ってみた感想をお伝えします。普段使っている、オープンイヤー型イヤホン Shocks Open Fit Air と比べてどうか、というところを合わせて書いていきます。

製品概要

まず、このイヤホンがどんなものか簡単にスペック等を。公式情報をもとに、「使ってみて嬉しいかも」というポイントを交えて紹介します。

スペックを見てまず思ったのは、「これで1万円切るの?」というコスパ感。以下、主な仕様をざっとまとめてみました。

項目主な仕様
型式カナル型ワイヤレスイヤホン
通信Bluetooth 6.0、マルチポイント接続可能
コーデック / 音質関連Hi-Res 無線 (Hi-Res Wireless) 認証、LDAC、デュアルドライバー構成(リング型ダイナミックドライバー + MEMS ツイーター)
ノイズキャンセリング(ANC)最大約 -56dB のアダプティブハイブリッド ANC
バッテリー持ちケース込みで最大 50時間、イヤホン単体で ANC オフ時約10時間、ANC オンなら7時間ほど。ケース容量大きめ(約480mAh)
防水性能IPX5 — 汗や少しの雨くらいは平気そう
その他の便利機能ワイヤレス充電対応、イヤーチップが5サイズ、ブラインドテスト調整可能な EQ/聴力テストによるカスタム EQ、インイヤー検出、自動ポーズ機能など

このあたりを見ると、価格帯(1万円以下)にしてはかなり充実したスペックが付いている印象です。

使用感レビュー

それでは、私が実際に使ってみて感じたところ、「音音痴」の私でも「ここいいな」と思ったポイントと、「ちょっとこうだったらもっと良いかも」というところを、普段使いの Shocks Open Fit Air と比較しながら。

《使用感レビュー》
├ 音質:低音から高音までバランス良し
├ ノイズキャンセリング:通勤電車でも静か
├ 装着感と快適性:密閉感あるが痛みなし
├ 操作・アプリ:直感的でEQ調整が楽しい

音質:明らかな差を感じた

  • 低音・迫力感
    Open Fit Air は耳を塞がないタイプなので、どうしても低音の「ドスン感」「響き」が控えめでした。それに対して MeloBuds N70 は密閉気味なカナル型+しっかりしたドライバー構成のおかげで、低音が “身体に届く感じ” があって、曲を聴く時に「お、重みがあるな」という印象があります。
  • 中高音のクリアさ
    高音側(シンバルとかハイハット、ボーカルの息遣い)が、Open Fit Air では「遠い」「こもってる」感じがすることがありましたが、N70 では細かい音が「ちゃんと聴こえる」。たとえば歌詞の “ささやき” 的なパートや、高音のハーモニーが重なってるところで、音の重なりが比較的はっきり分かるように思いました。
  • ノイズキャンセリングの効果
    普段の生活(通勤電車、カフェ、街中)で Open Fit Air は環境音がけっこう入ってきて(それがメリットな時ももちろんあります)、「音楽に集中したい時」はちょっと気になることがあったのですが、N70 の ANC をオンにするとかなり静かになります。「風の音」「電車のモーター音」など、ざわっとした背景音がかなり削がれる。もちろん完全には無音にはならないけど、「音楽だけを聴きたい」モードがしっかり動く感じ。

正直、音の“解像感”とか“レンジ”とか言われてもピンと来ない私ですが、それでも“違う!”と思いました。

快適性・使い勝手

  • 装着感
    耳への入り方は自然。だいぶ密閉感があるため、耳の中にしっかりつまってる感じがするけど、長時間付けていても「痛い!」というのはありません。付属の eartips が複数サイズ(5種)入っているので、自分の耳に合うサイズを選べばシールが良くなり、低音やノイズキャンセルの効きも向上します。
  • ワイヤレス充電対応
    これ、地味に便利です。机の上に置いてあるワイヤレス充電パッドにケースを置くだけで充電できるのは、ケーブル差すのをいちいち探したり取り回したりする手間が減ります。ケーブルの抜き差しがストレスな人には大きなメリット。1万円いかでワイヤレス充電対応は驚き。
  • バッテリー持ちの実感
    説明書に書いてある「ケース込み50時間」という数値は、ANC をオフにしたり音量を控えめにしたりという条件でのことだと思います。実際使ってみると、ANC をオンにして通勤・通学で使うと 70〜80%音量くらいで、1回のケース充電で5〜6時間は普通に持ちました。ケースの追加分を含めれば説明に近いですが、毎日フルに使うと充電なしで「数日は行ける」レベル。
  • 操作・アプリ
    タッチ操作はおおむね問題なし。再生・一時停止・曲送りなどは直感的。EQ やノイズキャンセルモード切り替えは QCY の専用アプリから可能で、聴力テストによるカスタム EQ も試せるので、「自分が好きな音」に近づけやすい。

気になるところ・改善してほしい点

  • ケースからイヤホンを取り出しにくい
    私が気になったのは一点のみ。とにかくイヤホンがケースから取り出しにくい!!イヤホンの収まりが深めで、指でつまんで取り出そうとしてもスッと取れないことが多いです。慣れても「よいしょ」と力を入れてしまう場面があり、毎日の使い勝手という意味では少しストレスに感じます。

Shocks Open Fit Air との比較(普段使いレベルで)

比較項目Shocks Open Fit AirQCY MeloBuds N70
密閉性/遮音性開放型ゆえ、環境音が入る(メリットでもある)・静かなところでこそ効力を発揮カナル型 + ANC で遮音・静音性がかなり向上
低音の響き軽め・控えめ重め・迫力がある
高音や細かい音遠く・ぼやけることありよく聴こえる・鮮明
長時間の疲れ開放感あり耳にかけるだけなので、疲れはほぼない密閉で耳への圧迫感があるため長時間は厳しい、没入感が強く満足度が高い
取り回し(充電・ケーブル・操作)シンプルにケーブル充電のみ・楽ワイヤレス充電やアプリや ANC モード等で使い勝手アップ

まとめ

音質にそれほど詳しくない私でも、QCY MeloBuds N70 を使うと「やっぱりいいな」と思えるポイントがいくつもありました。オープンイヤー型イヤホンとの差が明確で、音楽を聴く・動画を見る・電車やカフェで過ごす場面での満足度はかなり高いです。

特に良かったのは、

  • 密閉+ ANC による静かさと没入感
  • 迫力ある低音+クリアな高音がバランス良く出ていること
  • ワイヤレス充電や複数のイヤーチップなど、日常使いでストレスの少ない工夫が多いこと
  • この機能・性能でお値段が1万円以下(Amazonセール時は8千円以下!)

逆に “完璧” かと言われると、好みや使い方次第で「もう少し自然な音」や「高音の刺さり感の少ない味付け」が欲しいな、と感じる部分があることも確かです。

もし、「音質の細かさを追求するオーディオ好き」なら他の選択肢もあるかもしれませんが、私のように「聞ければいい」「でも良い音で聞きたい」というタイプには、この MeloBuds N70 は非常にコスパが高く感じられるイヤホンです。

では、また。

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